好調・オルソンが試合を決める12号3ラン 直近4戦で4発

【アスレチックス5-1ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

7回までロイヤルズ先発のジェイコブ・ジュニスの前にわずか4安打1得点に封じられていたアスレチックス打線だが、打順が4巡目に入った8回表に打線がつながった。1番のダスティン・ファウラーがヒットで出塁したあとに二盗を決めて一死二塁のチャンスを作り、3番のジェッド・ラウリーがセンター前へタイムリーを放って勝ち越しに成功。さらに一死一、二塁とチャンスが広がり、5番のマット・オルソンがセンター右へ12号3ランを叩き込んで一気に試合を決めた。前日は接戦を落としたアスレチックスだったが、今日の勝利によりロイヤルズ3連戦を2勝1敗で終了。地区4位ながら貯金を2とし、上位の追撃態勢を整えつつある。

日本時間6月1日からの4試合で4本塁打と調子を上げているオルソンは「打っていいというサインが出ていたんだ」とカウント3-0からの一発を振り返った。「カウント3-0というのは、速球が来る確率が最も高いカウントだからね。相手投手がストライクゾーンに速球を投げてきたから、打つ準備はできていたよ」とまさに狙い通りのひと振りだった。昨季はわずか59試合で24本塁打を放つ活躍を見せたオルソンだが、今季は日本時間5月31日の試合が終了した時点で打率.236、8本塁打、OPS.739と低調。「2年目のジンクス」による不振が危惧されたものの、そこからの4試合で4本塁打とようやく調子が上がってきた。4球団が貯金生活を送る激戦地区において、上位進出のためにはオルソンの爆発的な打棒が必要不可欠。ボブ・メルビン監督は「今季はスロースタートだったけど、ようやく良い状態になってきたね」とオルソンのさらなる活躍への期待を口にした。

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