レンフローが代打グランドスラム パドレス逆転勝利

【レッズ3-6パドレス】@ペトコ・パーク

地区最下位に沈むレッズとパドレスが対戦した3連戦は日本時間6月4日に最終戦を迎え、ハンター・レンフローに代打逆転グランドスラムが飛び出したパドレスが6対3で勝利を収めて3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えた。エウヘニオ・スアレスの11号ソロなどでレッズに2点を先行されたパドレスは、5回裏に一死満塁のチャンスを作り、先発のタイソン・ロスに代えてレンフローを起用。レンフローは見事に期待に応え、レフトスタンドへ3号グランドスラムを叩き込んだ。ロスは5回2失点と粘投し、今季5勝目をマーク。一方、レッズ先発のルイス・カスティーヨは4回まで無失点に抑えていたものの、レンフローに痛恨の一発を被弾し、5回途中4失点で今季6敗目を喫した。

レンフローの一発は、メジャーでは2015年9月にジェイソン・ロジャース(当時ブリュワーズ)がトレバー・ローゼンタール(当時カージナルス)から放って以来の代打逆転グランドスラム。パドレスでは球団史上7人目であり、1995年のアーチー・シアンフロッコ以来23年ぶりの快挙となった。レンフローは「打った瞬間に行ったと思ったよ」と自身の一発を自画自賛。「今はバットがよく振れているんだ。これを継続していきたいね」と話したように、最近7試合では打率.368と好調を維持している。また、アンディ・グリーン監督は「(レッズ先発の)カスティーヨは最初の4イニングを順調に抑えていた。フランミル(・レイエス)の打席が流れを変えてくれたね」と語り、5回裏の先頭打者として10球目をヒットにしたレイエスの打席を試合のターニングポイントに挙げた。

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