地区首位対決は2勝2敗 ポーセロ好投で今季8勝目

【レッドソックス9-3アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

ア・リーグ東部地区首位のレッドソックスとア・リーグ西部地区首位のアストロズが激突する4連戦は日本時間6月4日に最終戦を迎え、レッドソックスが今季無敗のチャーリー・モートンを攻略して4連戦を2勝2敗のタイで終えた。レッドソックスは初回にミッチ・モアランドの10号2ランで先制。その裏に先発のリック・ポーセロがジョージ・スプリンガーに13号先頭打者アーチを被弾したものの、5回表にアンドリュー・ベニンテンディの9号ソロで再び2点差とし、6回表にはブロック・ホルトとブレイク・スワイハートのタイムリーで3点を追加してモートンをノックアウトした。レッドソックスは終盤にも追加点を挙げてリードを広げ、9対3で快勝。ポーセロは7回途中3失点(自責点2)の力投でリーグトップに並ぶ8勝目をマークし、6回途中6失点と崩れたモートンは開幕7連勝がストップした。

レッドソックスは昨年のレギュラーシーズン最終カードとなったアストロズ4連戦を1勝3敗で終え、アストロズとの対戦となった地区シリーズも1勝3敗で敗退。今回の4連戦でも最初の2試合を落とし、アストロズに対して苦手意識を持ちつつあっただけに、ポーセロは「今回の4連戦の最期の2試合を勝つことができたのは僕たちにとって大きいよ」と安堵の表情を浮かべた。アレックス・コーラ監督も「アストロズは今季もポストシーズンに出てくるだろうし、我々は彼らを倒さなければならない。今回の4連戦は(苦手意識の克服という点で)素晴らしいシリーズになったんじゃないかな」と秋の戦いを見据えてコメント。なお、レッドソックスは開幕60試合で41勝19敗となり、1946年(43勝17敗)に次ぐ球団史上2番目タイの好スタートとなっている(1912年と1978年も41勝19敗)。

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