雄大な自然の中“鉄人”躍動 トライアスロンin上五島

 長崎県内外から“鉄人”が集う「第29回トライアスロンin上五島」(実行委主催)が3日、新上五島町の奈良尾・若松両地区の雄大な自然を舞台に開催された。
 ▽レギュラー(スイム1・8キロ、バイク44キロ、ラン12・4キロ)▽スイムとランのみを実施するアクアスロン▽レギュラーの種目を3人で分担するリレー-の3部門。また、小学生がラン800メートル、バイク1600メートル、ラン800メートルを競うジュニアデュアスロン部門も開かれた。
 同町や長崎、佐世保両市のほか、福岡県や関東、関西などからも計約130人がエントリー。選手は奈良尾漁港内の周回コースで勢いよくスイムをスタートした。地元の小中高生ら住民約900人が給水や実況などのボランティアを担当。沿道から「ファイト」「あと少し」などと声をかけて応援した。
 レギュラー部門で昨年に続き2回目の総合優勝を果たした愛知県尾張旭市の会社員、吉田拓也さん(40)は「アップダウンの厳しいコースだったが、終わった後のビールを楽しみに走った。来年も参加したい」と笑顔。レギュラー部門に出場した同県春日井市の会社員、出見京子さん(51)は「県外のトライアスロン仲間との再会も参加目的の一つ。体が動く限りは出場を続けたい」と話した。

笑顔でゴールに飛び込む選手=新上五島町

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