中学クラス分け資料を校内に放置 横浜、個人情報漏えい

 横浜市教育委員会東部学校教育事務所は4日、同市南区の市立中学校で、2018年度の1年生のクラス分け用資料を空き教室に放置し、個人情報が漏えいしたと発表した。

 同事務所によると、資料は18年度の入学者102人分について、出身小学校から聞き取った計7枚。氏名や性別、小学6年時の学年末の成績、友人関係などが記載されていた。

 3月20日に当時中学3年担当の教職員6人による会議で配布。終了後に20代の男性教諭が他の5人分の資料を回収し、シュレッダーで処理したが、自身の資料は教室の机の中に放置した。

 この教室は普段、施錠されているが、5月30日に3年の女子生徒が利用した際、資料を発見した。今月4日から教職員が1年生宅を訪問するなどして謝罪と説明を行っているという。

横浜市役所

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