きょう5日（火）は西から雨の範囲が広がり、激しい雨や雷雨になる所がありそうだ。
　一方、晴れる北海道ではきょうも気温の高い状態が続き、内陸部では30℃以上の真夏日になる所がある見通し。

西日本は天気下り坂　激しい雷雨の所も

　梅雨前線が南の海上に離れて停滞していたため、きのう（4日）は全国的に晴れた所が多くなった。ただ、きょうはその梅雨前線が北上して西日本に近づくため、西から天気が崩れてくる。
　午前5時現在、九州北部には一部、雨雲がかかりだしているが、昼前には九州の広い範囲で雨が降り出す見込みだ。午後になると中国・四国でも雨が降り出し、中国地方では梅雨入りの発表があるかもしれない。
　
　さらに夜から夜遅くにかけては近畿にも雨の範囲が広がり、日付が変わると、東海にも雨雲がかかってくる見通し。梅雨前線や暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になるため、局地的には雷を伴って激しい雨が降るおそれもある。落雷や突風などに注意が必要だ。
　関東や北陸も午後から雲は増えてくるが、天気の大きな崩れはない見込み。

北海道で極端な暑さ続く　真夏日も

　一方、前線から遠い北海道ではよく晴れて、暑さが続く。
きのうは帯広で34℃、札幌でも30℃を超えるなど道内で今年はじめてとなる真夏日を観測したが、きょうも真夏並みの暑さが続きそうだ。平年よりも10℃以上気温の高い暖かい空気が流れ込んでいるため、内陸部を中心に30℃以上の真夏日となる見通し。
　こまめに水分補給をするなど、熱中症には十分な注意が必要となる。（気象予報士・多胡安那）