先月26日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝に先発したGKロリス・カリウス(リヴァプール)。前半終了間際にFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)のヘディングシュートを防ぐなどの健闘を見せていたが、51分に味方にむけて投げたボールがFWカリム・ベンゼマ(レアル)に当たり、失点に直結。さらに83分にはFWガレス・ベイルが放ったシュートをキャッチしきれず、計2失点に絡む形となった。
手厳しい批判に晒されている同選手だが、同試合中に脳震とうを起こしていたことが英『The Telegraph』で明らかに。ロス・ザフォンテ医師は同メディアを通じ、試合後に行われた精密検査の結果を公表している。
「カリウスは2018年5月26日に脳震とうを発症していた。原因は試合中の衝突だろう。これにより空間の中にある物体を正しく認識することができず、彼のパフォーマンスに影響を与えた可能性は高い」
49分に相手DFセルヒオ・ラモスと接触し、頭を抱えたまま倒れ込んだカリウス。同メディアはラモスがカリウスの顔面に肘打ちを見舞ったとし、このことが同選手の不調に繋がったとの見解を示した。新事実が発覚した今、カリウスに対する周囲の評価が変わる可能性があるだろう。
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