日本代表には苦いゲームとなってしまったが、30日のキリンチャレンジカップで対戦したガーナ代表は確かな手ごたえを掴んだことだろう。今回来日したメンバーは一部の主力が欠けており、若手主体の構成だった。その中で輝きを放った選手の1人がFWエマニュエル・ボアテングだ。
スペインのレバンテでプレイする21歳のボアテングは、この日本戦が代表デビューマッチだった。後半には果敢に最終ラインの裏へ飛び出して日本代表GK川島永嗣からPKをもぎ取り、それを自身で決めてデビュー弾を記録。何とも理想的な代表デビュー戦だ。
スペイン『MARCA』によると、ボアテングも代表デビューを喜んでおり、勢いそのままに数年後にはビッグクラブでプレイしたいとの希望を明かしている。
「夢はいつだってビッグなんだ。今後の5年間で世界トップクラブの1つでプレイすることを夢見ているよ。マンチェスター・ユナイテッドやバルセロナのようなビッグクラブは僕を興奮させる。代表デビュー戦で得点を決められたのはエキサイティングなことだよ」
ガーナはロシアワールドカップ出場を逃したが、ボアテングら新世代が成長すれば4年後の出場を目指すことは十分に可能だ。日本戦はボアテングら新世代の選手たちにとって特別なものとなったことだろう。