「漬物食べて美しく」 自民・牧島氏ら振興へ議員連盟

 消費量が減少する漬物の振興に、自民党が乗り出した。有志の国会議員による議員連盟(会長・望月義夫衆院議員)を発足させ、神奈川県内では牧島かれん氏(衆院17区)が幹事に就任。「漬物は美容食」とPRに意欲を示している。

 党本部で5月31日に設立記念懇談会が開かれ、県内から大根を昆布と唐辛子に漬け込んだ「すたみな漬」(小田原市)と大吟醸酒の香りを楽しめる「大吟醸わさび漬け」(同)などが全国の名産とともに紹介された。牧島氏は会場で、野菜を気軽に取れる漬物は「美容食でもある」と魅力を発信。秦野市の特産「桜漬け」や産地である小田原の梅干しもアピールし、「皆さんと一緒に広めていきたい」と意気込みを語った。

 経済産業省によると、全国の漬物の出荷金額は2014年で3183億円。食文化の多様化などで10年前に比べて約3割落ち込んでおり、議連では需要の拡大など、漬物の普及に取り組む。

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