在留期間延長、虚偽申請 県警3人逮捕

 中国人の在留期間を延長するため虚偽の申請をしたとして、県警国際捜査課と伊勢佐木署は5日、入管難民法違反(虚偽申請)の疑いで、いずれも横浜市中区山下町、会社役員の男(56)、長男の行政書士(27)、次男の会社役員(24)の3容疑者を逮捕した。

 逮捕容疑は昨年8月8日、東京入国管理局に虚偽の書類を提出し、中国籍の飲食店従業員の女(23)=同法違反(資格外活動)容疑で逮捕=の在留期間を1年間延長させた、としている。3人とも「うその申請はしていない」などと容疑を否認している。一方で、女は「報酬と毎月の手数料を渡していた」と供述している。

 県警によると、3人は2015年6月以降、在留期間の延長を求める中国人を、憲彦容疑者らが役員を務めるペーパーカンパニーで雇用しているなどと入管に虚偽申請する手口で、これまでに少なくとも47人から計約700万円の報酬を得ていたという。

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