去る5月9日、中国の李克強首相と韓国の文在寅大統領が来日し、2年半ぶりに日中韓首脳サミットが行われました。
中国首相としては11年振りに国賓待遇で来日した李克強首相はサミット後、赤坂迎賓館で安倍首相主催の夕食会に臨みました。
一方韓国の文大統領と安倍首相は、サミット前に首相公邸で昼食を共にしたようです。
親睦を深めるために食事をともにすることが多い政治家の皆さん。いったいどんな美味しいものを食べているか気になる人も多いでしょう。なんと「首相会食日誌」というアカウント名で、毎日の首相の会食場所を教えてくれるツイッターアカウントも存在します！
今回はライター伊藤が気になったお店をピックアップ。どのお店も（高級そうですが）美味しそうです！
中国の李首相とは北海道の牧場ビュッフェでランチ
今月8日に日本入りした李首相は今回3泊4日の日程で滞在し、10日には北海道に移動。中国の省長と日本の知事が集まるフォーラムに臨席したり、トヨタ自動車の北海道工場を見学したりと多忙なスケジュールをこなし、11日の14時前に新千歳空港から中国へと帰国しました。
その際、最後に立ち寄ったのが札幌からほど近いエコロジーテーマパーク「えこりん村」。500品種以上の薔薇や、ブタや羊などたくさんの動物がいるテーマパークのようです。このテーマパーク内の「レストラン天満」で最後の昼食を安倍首相らとともに取っています。選挙ドットコム編集部が電話取材したところ、
飲み物：えこりん村産バラのソーダ（ノンアルコール）
前菜：甘エビとアボカドのマリアージュ
魚介料理：タラバガニ、ホタテ、ヒラメ、ヤリイカ、ホワイトアスパラのハーブ焼き
寿司：マグロ（中トロ）、ウニ、ホッキ貝、マツカワ、イクラ
汁物：トキシラズの三平汁
デザート：えこりん村産バラのゼリーと、とまとの森産青いトマトのオリーブケーキ、季節のフルーツを添えて
食後茶：えこりん村産バラのプレミアムローズティー
といったコースが振る舞われました。なお、残念ながら時間の都合でデザートは食べることができなかったとのことです。
普段はハッピーベジビュッフェや牧場内でとれた豚のハンバーグが売りのレストランのようです。
「ザギンでシースー」が多い？ 過去にはこんな店で食事しています
昨年のトランプ大統領の訪日時には鉄板焼きの「銀座うかい亭」で食事を共にしています。
また、トランプ大統領の長女であるイヴァンカ・トランプ大統領補佐官来日の際には「星のや東京ダイニング」で旬の食材を活かした日本のフレンチの夕食会を開いたことが報道されています。
オバマ前大統領とは2014年4月に「すきやばし次郎本店」で非公式の夕食会を開いています。すきやばし次郎銀座本店は2018年現在、11年連続でミシュラン三ツ星を獲得した日本で唯一の寿司店です。また、オバマ前大統領は今年再度訪日した際にも寿司をリピートし、銀座久兵衛で安倍首相と昼食を共にしています。
大の寿司好きのオバマ大統領ですが、ウニだけは苦手らしく久兵衛ではウニにだけは手をつけなかった、とのエピソードが残されています。
普段は迎賓館での食事が中心です
ご紹介してきたように一般のお店で食事することもありますが、各国首脳来日時の食事会は迎賓館で行われることが多いです。
迎賓館は京都にもあり、インドからモディ首相が来日した際には京都迎賓館で安倍首相主催の夕食会が行われています。
赤坂、京都どちらの迎賓館も来賓などがない日は一般公開されており、一般の人でも入ることはできますが、残念ながら食事はできません。また迎賓館以外では、ブータン首相が来日された際は有名な元首相・旧吉田茂邸を利用して河野太郎外相が夕食を共にしています。
せっかくなので、こういった首脳陣訪日の際には、日本のおいしいお店も積極的に世界に紹介してくれるといいなーと伊藤は思っています！
