【江津市長選】あす投開票。現職 山下修氏 VS 新人 森谷公昭氏

5月20日に告示された江津市長選では、自民、公明の2党が推薦する現職の山下修(やました おさむ)氏(69)、燃える市民党公認の新人の森谷公昭(もりたに まさあき)氏(62)の2名が立候補しました。投開票はあす5月27日に行われます。

今回は新庁舎の建設、企業誘致の是非などが争点と考えられています。

地方創生や災害に強いまちづくりに力を入れたい。現職 山下修氏

山下氏は関西大学法学部卒業。1971年に島根県に入庁し、県商工労働部長、県地域振興部長を歴任しました。2008年に退職し、島根県信用保証協会専務理事を経て2009年から江津市副市長を務め、2014年の江津市長選に立候補し初当選を果たしました。

再選を目指す山下氏は、「わたしの想い」として以下の政策を公表しています。

① 「地方創生・江津市版総合戦略」を推進します
(1) 生業を増やし安定した雇用を作る。
(2) 住みたい!住み続けられる江津をつくる。
(3) 子どもたちの未来を地域みんなで育む
(4) 自助・共助・公助による安心・安全な暮らしを実現する。

② 「災害に強いまちづくり」を推進します
新庁舎の建設、老朽化した水道施設の更新、江の川および八戸川の整備促進など、安心・安全なまちづくりに取り組みます。

③ 「行財政改革」を推進します
社会情勢の変化に応じた行政サービスの提供や持続可能な財務体質への転換など、引き続き行財政改革を進めます。

新庁舎の建設や企業誘致はせず、生活の質の改善を。新人 森谷公昭氏

森谷氏は中央大学卒業。税理士・行政書士として務め、2013年の浜田市議選に当選、1期務めました。2017年は同市長選に立候補しましたが、落選に終わりました。燃える市民党の代表も務め、今回は同党の公認候補として立候補しました。

元市議の森谷氏は、立候補の理由について「無投票を阻止するため、江津市の実態を皆さんに伝えるため、提案を伝えるため」の3点と述べ、「当選したらもちろん政策を実行する。落選しても皆さんに知ってもらうことができ、新たな議論が期待できる」としています。市役所の建設事業については「作った後にお金が出ていくので、新たに作る必要はない」と主張。また企業誘致についても「従業員が必要になれば人材不足を促進することになる」として否定的な考えです。政策として保育料の無料化、消防・上水道の広域化、独居老人の生活ケアなどを訴えました。

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