セクハラ疑惑で辞職。東京都狛江市長・高橋都彦(たかはし くにひこ)氏の経歴は?

複数の女性職員から抗議文を提出されたことを受け、辞職する意向を表明していた東京都狛江市の高橋都彦(たかはし・くにひこ)市長の辞職が4日に決定されました。

高橋市長は当初、自身のセクハラの疑惑に対して「身に覚えがない」と否定していましたが、先月22日に複数の女性職員から「宴席でお尻を触られた」「車内で手を握られた」等の抗議文を受け、「セクハラに近い行為があったと受け止められたのであれば謝罪したい」と述べ、辞職の意向を表明。今月1日に一身上の都合を理由に辞職願を提出していました。
市議会は4日午前に本会議を開催し、提出されていた辞職願に全会一致で同意しました。高橋市長の辞職にともなう狛江市長選は7月15日告示、22日投開票の日程で行われます。

大分県出身の高橋氏。東京都狛江市長として2期目を務める

高橋都彦氏は1952年2月5日、大分県別府市の生まれで現在66歳です。横浜国立大学経済学部を卒業後、1975年に東京都庁に入庁。東京都産業労働局観光部長、東京都交通局総務部長、東京都産業労働局理事、公益財団法人東京しごと財団理事長などを歴任し、2010年には公益財団法人東京都公園協会理事長に就任しています。

2012年の狛江市長選挙では、民主・自民・公明・生活者ネット4党の推薦を受け無所属で立候補し、16,377票を得て初当選します。2016年の同選挙では再選を果たしました。

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