ヒーニーが誕生日に1安打完封 47年ぶりの球団記録

【ロイヤルズ0-1エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

本人によってもチームにとっても嬉しい勝利だ。現地6月5日はエンゼルス先発、アンドリュー・ヒーニーの27歳の誕生日にあたる。ヒーニーは武器のスライダーやチェンジアップを巧みに操り、ロイヤルズ打線に対しわずか1本しかヒットを許さず回を追うごとに調子を上げていき、終わってみれば最後までマウンドに立っていた。

初回のヒーニーの立ち上がりは先頭打者のジョン・ジェイに死球を与えるも緩急で後続を凡退に抑えた。その後は4回まで相手打線を無安打に抑えていく。5回には1死からハンター・ドージャーに初ヒットを打たれるも全く動じず投球イニングを増やしていった。彼の投球に応えたい打線は5回、2死一・三塁のチャンスをつくり、ジェフリー・マーティの打席時には一塁走者のマイケル・エルモシージョが塁間で挟まれる。その間に三塁走者のクリス・ヤングがホーム帰り、チームは均衡を破った。

反撃したいロイヤルズは初ヒット以降に出塁したのは7回のホルヘ・ソレアーによる四球のみで、投手陣は踏ん張ったが打線に全く良いところがなかった。最終回もヒーニーの前に3者凡退に抑えれ試合終了。ヒーニーは自身の誕生日に1安打完封勝利。チーム内での記録としては1971年、現地8月6日のツインズ戦で勝利したメッサ―・スミス以来、47年ぶりとなる。

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