神奈川県警が新型コロナウイルスの感染拡大に乗じた犯罪被害に注意を促している。
県警によると、「コロナウイルス関係の給付金がある」などとうその電話をかけ、キャッシュカードを詐取して現金を引き出す特殊詐欺事件が発生。インターネットのマスク販売で、購入金を振り込んだにもかかわらず商品が届かないなどの相談も寄せられている。
このほか、休業店舗や事務所を狙った窃盗や、マスクの高額転売、ウイルスに効果があるとうたった未承認薬の宣伝などの犯罪が懸念されるという。
大賀真一本部長は22日の定例会見で「社会情勢を反映したキーワードを織り交ぜた、だましの文言に注意してほしい。ウイルスの不安感につけ込んだ悪質な犯罪に、摘発と抑止の両面で対策を強化する」と強調した。