デイゲームに強いバンディがまたも好投 4勝目をマーク

【オリオールズ1-0メッツ】@シティ・フィールド

今季、ナイトゲームでは1勝6敗、防御率7.68と打ち込まれる試合が続いている一方、デイゲームで好投を続けているディラン・バンディがまたしてもデイゲームで好投した。この日のバンディは左打者が多いメッツ打線に対して得意のスライダーだけでなくチェンジアップを有効に活用し、7回3安打無失点の快投。7回裏二死満塁のピンチではアメッド・ロサリオを速球2球で追い込んだあと、スライダーを外角低めに決めて空振り三振に仕留めてみせた。これで今季のデイゲームでの成績は3勝1敗、防御率1.08。そろそろ「昼男」というニックネームで呼んでも差し支えなさそうだ。

バンディが好投を続けるなか、この試合の決勝点となる貴重な1打点を叩き出したのは、主砲マニー・マチャドのバットだった。オリオールズはバンディが満塁のピンチを凌いだ直後の8回表に、メッツ2番手のジューリス・ファミリアから一死一、三塁のチャンスを作り、打席にはマチャド。「ファミリアはシンカーボーラーだからゴロを打たせようとしてくることはわかっていた。だから、(犠牲フライで)少なくとも1点を取れるように高めの球を待っていたんだ」との狙い通り、真ん中に甘く入ったシンカーをセンターへ打ち上げ、貴重な先制点を叩き出した。「間違いなくあの1点が大きかったね」とマチャド。オリオールズはこの1点をリチャード・ブライアーとブラッド・ブラックが守り抜き、敵地でのメッツ2連戦を2連勝で終えた。

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