『Evening Standard』は6日、「イングランド代表DFダニー・ローズは、家族にロシア行きを諦めるよう求めている」と報じた。
今月開幕するワールドカップに出場するローズ。一生に一度になる可能性も高い大舞台であるが、彼はなんと家族に応援に来るのをやめるよう伝えたという。
その理由は、ロシアでこのところ横行している人種差別事件であるという。
ダニー・ローズ 「僕は家族に言っているんだ。ロシアには来てほしくないと。
なぜなら、そこでは人種差別があるし、何かが起こるかもしれないからね。
心配させられたくはないんだよ。試合の準備をしている時に、家族の安全を考えたくはない。
自分には何が起こっても気にしない。何が起ころうが大丈夫だ。正しい方法で対処できるだろうと考えたいね。
父親は本当に動揺していたよ。ワールドカップで息子の姿を見られるのは、これが最後かもしれないからね。
それを聞いて感情的になったよ。悲しかった。しかし、現実はこうだ。
どういうわけか、ロシアはワールドカップの開催権を手に入れた。だからそれを乗り越えなければならない」
(2012年にセルビアU-21との試合で人種差別を受けたね?)
「僕は司法制度を何も信用していない。だから、何も気にしないようにしている。
セルビア戦のあと、何の支援も得られなかったよ。イングランドの人以外との対話は何もなかったのだからね」