延長13回のジャッジ弾&スタントン弾でヤンキース勝利

【ヤンキース3-0ブルージェイズ(延長13回)】@ロジャース・センター

両軍スコアレスのまま延長13回に突入したヤンキース対ブルージェイズの一戦は、昨季の両リーグ本塁打王に一発が飛び出したヤンキースが3対0で完封勝利を収めた。延長13回表、ヤンキースはブルージェイズ7番手のジョー・ビアジーニからブレット・ガードナーがヒットで出塁し、続くアーロン・ジャッジ(昨季のア・リーグ本塁打王)が低めのボールを上手くすくい上げて17号先制2ラン。さらに、グレッグ・バードがセンターフライに倒れたあと、ジャンカルロ・スタントン(昨季のナ・リーグ本塁打王)が甘く入ったチェンジアップを弾丸ライナーでレフトスタンドへ突き刺した(14号ソロ)。また、ブルージェイズ打線を相手に13イニングを投げて15三振を奪い、ヒットをわずか4本に抑えたヤンキース投手陣の頑張りも見事だった。

延長13回表一死一塁の場面でこの試合の決勝点となる先制弾を放ったジャッジは「後ろの打者のために、とにかく塁に出ることだけを考えていた」と自身の打席を振り返った。「彼は大きな変化球を持っているから、ストライクゾーンに来るボールだけを待っていた」との言葉通り、真ん中低めへのカーブを上手く捉えた決勝弾。ジャッジの「読み勝ち」とも言える一発だった。2日前にはダブルヘッダー2試合で8三振という屈辱を味わったジャッジだが、それを気にする様子は全くなし。アーロン・ブーン監督は「ジャッジは感情をしっかりコントロールしていたね。(1日8三振の屈辱に)上手く対応していたよ」とジャッジの精神面での成熟ぶりを称えていた。

© MLB Advanced Media, LP.