大谷緊急降板もエンゼルスがロイヤルズ3連戦をスイープ

【ロイヤルズ3-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

右手中指のマメの影響により先発の大谷翔平が5回表開始直前に緊急降板したエンゼルスは、1点ビハインドの5回裏にザック・コザートのタイムリー二塁打で同点。6回裏にはイアン・キンズラーに6号2ランが飛び出して勝ち越しに成功し、7回裏にはジャスティン・アップトンの14号ソロでロイヤルズを突き放した。その後、8回表に5番手のジャスティン・アンダーソンが2四球と暴投で二死二、三塁のピンチを招き、アレックス・ゴードンの2点タイムリーで1点差に詰め寄られたものの、ブレイク・パーカーが好リリーフで4アウト・セーブを記録し、試合終了。エンゼルスは本拠地でのロイヤルズ3連戦をスイープし、4連勝となった。

5回表に向けての投球練習中、大谷の女房役を務めるマーティン・マルドナードがダグアウトのほうを指さし、マイク・ソーシア監督とトレーナーのエリック・マンソンがマウンドへ向かった。短い会話が交わされたあと、大谷は降板。その後、球団から「右手中指のマメ」と降板理由が発表された。大谷の異変に気付いたマルドナードは「いつもはカーブをたくさん投げるんだけど、今日の投球練習では速球をたくさん投げていた。何か異変が起きているのかな、と思ったんだ」とコメント。大谷は日本時間4月18日のレッドソックス戦でも同じ指のマメにより降板を余儀なくされているが、ソーシアによると症状は前回ほど深刻ではないという。次回登板については回復具合を見ながら判断することになりそうだ。

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