ヤマハが競技用モトクロス、エンデューロの2019年モデルを発表。予約販売で8月28日発売

 6月7日、ヤマハ発動機がモトクロス競技用『YZシリーズ』6機種、エンデューロ向け競技用4機種の2019年モデルを発売することを発表した。どちらも8月28日より販売される。

 モトクロス競技用のYZシリーズにラインアップされているのは、『YZ450F』、『YZ250F』、『YZ250』、『YZ125』、『YZ85LW』、『YZ85』の6機種。

 なかでもYZ250Fはフルモデルチェンジが行われ、水冷4ストロークDOCH4バルブの単気筒エンジンは新設計。エンジンのパワーアップに合わせて大容量クラッチが採用され、新設計されたフレーム、エンジンマップ切り換え機能や軽量セルスターターが用いられている。また、ライダーによるスマートフォンでのきめ細かいエンジンセッティングを可能にする、新パワーチューナーが搭載された。

 水冷2ストロークエンジンを搭載するYZ85、YZ85LWは、ヤマハパワーバルブシステム(YPVS)搭載の新設計エンジンを採用し、近年のコースやライディングの傾向に合わせたサスペンションセッティング、ブレーキ性能の向上、ポジション調整可能なアルミ製テーパー型ハンドルを用いるなど、ポテンシャルを向上させた。YZ85LWは、ベースはYZ85と同じだがフロントに19インチ、リヤに16インチのタイヤを履く。

 トップエンドモデルであり2017年にフルモデルチェンジされたYZ450Fはフロント回りの剛性が引き上げられ、YZ250、YZ125は上位モデルとのリレーションを図ったカラーリングが採用された。

 なお、カラーは全モデルともディープパープリッシュブルーソリッドEとなってる。

 このモトクロス競技用のYZシリーズはヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店にて取り扱われ、6月7日から12月9日までの予約販売となる。

 メーカー希望小売価格はYZ450Fが101万5200円(税込み)、YZ250Fが87万4800円(税込み)、YZ250が72万3600円(税込み)、YZ125が61万5600円(税込み)、YZ85LWが50万7600円(税込み)、YZ85が49万6800円(税込み)となっている。

モトクロス競技用YZ450F
モトクロス競技用YZ250F
モトクロス競技用YZ250
モトクロス競技用YZ125
モトクロス競技用YZ85LW
モトクロス競技用YZ85

■エンデューロ向け競技用モデルはYZ450FXがフルモデルチェンジ

 ヤマハがクロスカントリー、エンデューロ向け競技用モデルとしてラインアップするのは、『YZ450FX』、『YZ250FX』、『YZ250X』、『YZ125X』の4機種。

 YZ450FXは今回フルモデルチェンジ。モトクロス競技用のYZ450Fをベースに開発された。軽快なハンドリングを実現するフレームとサスペンションセッティング、エンデューロ向けの専用セッティングが施されたエンジンを搭載。スマートフォンによるエンジンセッティングが可能な新パワーチューナー、エンジン特性を切り替えられる『モードスイッチ』を採用し、8.2リットルの樹脂製燃料タンク、新形状の樹脂製アンダーガードが採用された。

 YZ250FX、YZ250X、YZ125X各モデルは上位モデルとのつながりを感じさせるカラーリングが採用されている。

 こちらもモトクロス競技用『YZシリーズ』同様、ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店にての取り扱い。6月7日から12月9日までの期間限定で予約販売される。なお、カラーは全モデルともディープパープリッシュブルーソリッドE。

 メーカー希望小売価格は、YZ450FXが105万8400円(税込み)、YZ250FXが81万円(税込み)、YZ250Xが73万4400円(税込み)、YZ125Xが62万6400円(税込み)となっている。なお、モトクロス競技用のYZシリーズ、エンデューロ向け競技用の4機種ともにナンバープレートの取得が不可のため、道路での走行はできない。

クロスカントリー、エンデューロ向け競技用モデルYZ450FX
クロスカントリー、エンデューロ向け競技用モデルYZ250FX
クロスカントリー、エンデューロ向け競技用モデルYZ250X
クロスカントリー、エンデューロ向け競技用モデルYZ125X

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