ノーベル平和賞候補決定 報告 高校生大使、推薦の国会議員に

 今年のノーベル平和賞の候補になった高校生平和大使のメンバーが7日、東京都内で申請の推薦人になった国会議員に候補決定を報告し、「核兵器は必要悪ではなく絶対悪。廃絶に向けてこれからも活動を頑張りたい」と抱負を語った。
 平和大使は、核兵器廃絶を求める署名を毎年夏に国連に届けており、取り組みが評価されて4月に今年の平和賞候補に正式に決まった。申請には推薦資格を持つ国会議員の賛同が必要で、本県選出の4人を含む25人の与野党国会議員が推薦人に名を連ねた。
 報告会には平和大使と大使経験者が計17人出席。日ごろの活動報告を交え「若い世代の平和への意識を高めていきたい」「被爆地の代表として核兵器の恐ろしさを訴えていきたい」などと語った。
 推薦人の金子原二郎参院議員(長崎選挙区)は「被爆県長崎の議員として、皆さんと一緒に運動を続けたい」、北村誠吾衆院議員(長崎4区)は「有意義な活動。頑張って」と激励した。

ノーベル平和賞の候補決定を受け、金子議員(右)から激励を受ける平和大使のメンバーら=参院議員会館

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