台風の進路にかかわらず 大雨注意

日本の南海上が騒がしくなってきました。
すぐ南には梅雨前線が停滞しており、そのさらに南には台風4号と、未明に発生したばかりの台風5号が控えています。
今後、台風5号は沖縄の南海上を進んで、日曜日から火曜日にかけて本州の南海上を北上する見通しです。今のところ本州直撃の可能性は低くなっていますが、その行く手に停滞する梅雨前線の活動が活発になるので、まとまった雨になることが予想されます。台風の位置や進路にかかわらず、来週はじめにかけては大雨になるおそれがありますので、注意が必要です。
ちなみに台風5号の名前はフィリピンが命名した”マリクシ”ですが、2000年以降で日本に上陸した台風の名前を調べてみると、最も多かったのは香港が提案した名前。続いて多かったのが、米国という結果になりました。
もちろん、これは単なる偶然だとは思いますが、香港や米国の名前がついた台風は、今後も注意しておいた方がいいかもしれません。

気象予報士・多胡 安那

画像について:8日午前9時の台風5号の位置と5日間進路予想。

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