渡辺パイプ、農業用ハウスのフィルム張替補償・最長3年まで拡大 経年減価なし、他社製も対象

 管工機材・各種鋼材の販売および温室の設計・施工を手掛ける渡辺パイプ(本社・東京都中央区、社長・渡辺元氏)は、今月から農業用ハウスのフィルム張替補償サービスを最長36カ月(3年間)まで拡大する。経年減価免責はなく、他社製ハウスも対象。農業用ハウスの新規契約にもつなげていく。

 農業用フィルム張替補償は、風災、雪害、火災、落雷、破裂などによって破損したフィルムを施工一定期間内であれば無償で張り替え工事を行うサービス。これまでの補償期間は、汎用POフィルム・農ビフィルムが12カ月、耐久POフィルム・フッ素フィルムが24カ月だった。今回、渡辺パイプが設計・施工を行うフッ素フィルム、推奨耐久POフィルムの張替工事の補償期間を最長36カ月とする。双方とも5~7月に張替施工をした場合、および耐久POフィルムは5年以内で張替を実施した場合が適用条件。

 フィルム全損時の補償は一回で打ち切りだが、一部破損(分損)の場合、保証期間内は継続補償する。一回目の事故については免責がない(二回目以降の事故は免責10万円)。

 渡辺パイプは03年6月、同社が設計・施工したハウスと付帯設備でハウス完成後3年以内に自然災害や不慮の事故による被害が発生した場合、無料で修理・建て替えができる「グリーンハウス3年補償」サービスを開始。以後、フィルム張替補償のほか、「安心リフォーム補償」や「部材一式一年補償」など、ユーザーニーズに合わせたサービスをラインアップに追加してきた。

 今回のフィルム張替補償拡大により、既存顧客へのサービス拡充や農業用ハウスの新規拡販にもつなげていく方針だ。同サービスに関する問い合わせは、同社らくちんダイヤル(℡0120―631315、受付時間:午前9時~午後5時)まで。

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