タイガースが初登板のビークスを攻略 被スイープ回避

【タイガース7-2レッドソックス】@フェンウェイ・パーク

初回からタイガース打線がメジャー初登板初先発のジャレン・ビークスに襲い掛かり、ジャイマー・キャンデラリオのタイムリー二塁打、レオニス・マーティンの8号2ランなどでいきなり5点を先制。打線の援護に恵まれた先発のマシュー・ボイドは7回途中2失点と自身の役割をしっかり果たし、今季4勝目をマークした。タイガースは1~4番が合計1安打に封じられたものの、5~8番の各打者がマルチ安打を記録し、4人でチームの全7打点を叩き出す活躍。下位打線の奮起によりレッドソックス相手に7対2で快勝を収め、3連戦の被スイープを回避した。

タイガースのロン・ガーデンハイアー監督は「試合に勝って気持ちよくホームに戻ることができるね。2試合連続で完敗したあとだったから大きな勝利だよ。この球場で勝つのは難しいからね」と強豪・レッドソックス相手の快勝を喜んだ。タイガース打線はデビュー登板となったビークスの立ち上がりを攻め、二死一、三塁からの3連打で5得点。ガーデンハイアーは「失投を逃さず捉えることができた。みんなよく振れていたよ」と打線を評価したが、この5得点で試合は決着したも同然だった。一方、プロ入り5年目、24歳にしてメジャーデビューを果たしたビークスは4回88球を投げて6失点で敗戦投手に。「初回は失投が多すぎた」と反省したように、ほろ苦いデビュー戦となってしまった。

© MLB Advanced Media, LP.