角度変えて読んでみて 横浜赤レンガで9、10日に文字アート展

 見る角度によって複数の違った読み方ができる文字アート「アンビグラム」の展示会が9、10日に横浜赤レンガ倉庫1号館2階(横浜市中区)で開かれる。

 作品を手掛けるのは、アンビグラム作家の野村一晟(いっせい)さん。アンビグラムは、1970~80年代の米国が発祥。アルファベットに比べ、画数が多い日本語では難しいといわれてきた。野村さんは、日本語で制作できる数少ない作家だという。

 展示会では、額に入れた触れることのできる30点以上の作品を紹介。観覧者が回転させて「挑戦」が「勝利」に、「努力」が「才能」に変化する瞬間を体験できるという。自分の名前などリクエストした言葉を作品にする、即興実演制作も行われ、目の前で作られる過程が楽しめる。

 9日は午後1~9時、10日は午前10時半~午後6時。入場無料。問い合わせは、野村一晟アートプロモーション電話(0120)394104=午後1~8時。

野村さんの個展の様子=3月、富山県南砺市(野村一晟アートプロモーション提供)

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