マラソンランナーの拠点に 山北町がロッカー設置

 山北町は、足柄峠をランニングで往復するランナーの利便性を高めようと、起点となっているJR御殿場線山北駅前にある町健康福祉センターの屋外に、24時間利用可能なコインロッカーを設置した。

 休日の朝になると、東京や横浜など町外から訪れたランナーが同センター前から足柄峠へ出発。往復約25キロ、標高差約650メートルのコースを走り、同センターにある町営人工温泉「さくらの湯」に入浴して帰るのが定番になっている。

 同センター内にあるものは、午前8時半の開館時間まで使えなかったため、24時間利用できるコインロッカー1台(8個)を設置。夏の暑い時期など、早朝から荷物を預けてランニングできる。

 1回300円で、利用は当日限り。鍵穴付きの小さな扉が付いており、財布や時計などの小物は利用中に無料で出し入れできる。同センター担当者は「走った後は、さくらの湯の一番風呂でくつろいで」と呼び掛けている。

コインロッカー

© 株式会社神奈川新聞社