海水浴場 水質最高ランク 県内20ヵ所、1997年以降初

 長崎県は8日、県内の主な海水浴場20カ所の水質調査結果を発表した。全ての海水浴場が水質良好な「適」で、その中でも最高ランクの水質を示す「AA」と判定された。全海水浴場が「AA」となるのは、現行基準が採用された1997年以降、初めて。
 調査は5月上旬~中旬に実施。対象は、海水浴場として届け出が出され、年間5千人以上の利用者がいる海水浴場。透明度、油膜の有無、ふん便性大腸菌群数、水の汚れを示す化学的酸素要求量(COD)を指標に判定した。
 昨年も全海水浴場が「適」だったが、「AA」判定は15カ所だった。県地域環境課は「調査のタイミングで水質が変わることはあるが、生活排水対策など地道な取り組みの効果が少しずつ表れているのでは」としている。

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