IR整備法案、無所属・本村氏「中身示さず言語道断」

 無所属の本村賢太郎氏(比例南関東)が8日の衆院内閣委員会で、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案を巡り、政府内に新設されるカジノ管理委員会について「中身すら示さずにIRを進めるのは全くもって言語道断だ」と強調した。

 本村氏は、管理委の事務体制などが法成立後に具体化されることに触れ、「政省令や規則で定める内容があまりにも多すぎる。事業者ありきでルールを定めることができるのではないか」と問題視。日本型IRを国民が具体的にイメージできないとし、石井啓一国土交通相に「私たちと一緒に街頭に出て聞いてみたらどうか」と提案した。

 石井氏は「全国キャラバンを実施し、丁寧に説明していく」と述べるにとどめ、本村氏は「キャラバンは法律を出す前に実施し、理解を得てから法案を出すべきだ」と訴えた。

衆院内閣委員会で質問に立つ本村氏(右)。奧は山際大志郎委員長=国会内

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