大型で強い台風5号は、11日（月）日中にかけては伊豆諸島や小笠原諸島に接近する見込み。伊豆諸島や小笠原諸島では暴風や高波に警戒が必要だ。また、梅雨前線の影響で関東や東海でも激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。

伊豆諸島・小笠原諸島は暴風・高波に警戒

　伊豆諸島や小笠原諸島では、11日にかけては風が非常に強まり、海は大しけとなる見込みだ。なお、大東島地方は、台風の暴風域から抜けたが、10日夜遅くにかけてうねりを伴った大しけが続くおそれがある。高波に警戒し、強風にも注意が必要となる。そのほかの南西諸島から西・東日本の太平洋側でも、強風やうねりを伴った高波に注意が必要だ。

＜予想最大瞬間風速＞(11日にかけて)
　大東島地方　　　　　　35メートル
　伊豆諸島・小笠原諸島　30メートル

＜予想される波の高さ＞(11日にかけて)
　大東島地方・小笠原諸島・伊豆諸島　　　7メートル

関東・東海の雨のピークは11日朝か

　11日にかけて、伊豆諸島では台風の接近に伴い、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、大雨となりそうだ。東海や関東甲信、東北でも、梅雨前線の影響で1時間30ミリ以上の激しい雨が降り、大雨となるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒・注意が必要だ。特に関東では、雨のピークが11日朝の通勤・通学の時間帯と重なるおそれもあり、念のため、交通機関などへの影響にも注意したい。