4日に締め切られたワールドカップ・ロシア大会の最終登録リスト。
FIFAからはその後、身長・体重などのデータも公表され、体重59kgだった日本代表MF乾貴士が大会「最軽量」選手の一人であることなどが伝えられた。
一方、大会の「最重量」選手となったのはパナマ代表のDFロマン・トーレス。
彼は身長も188cmと大柄だが発表された体重はなんと99kg!巨漢GKならいざ知らず、フィールドプレイヤーとしてはちょっとあり得ないほどの数値で、大会前に不名誉な称号を授かってしまった格好だ。
そんな彼はパナマ代表の一行とともに既にロシア入りしており、10日には記者会見に出席した。
すると、記者からこんな質問が飛んだ。
「あなたの体重で(ロメル)ルカクをマークできるの?」
パナマ代表はグループステージの初戦でルカクのいるベルギー代表と対戦するが、これはもちろんトーレスが大会「最重量」選手と知ってのちょっと意地悪な質問だ。
しかしトーレスは意に介さず、「これが答えさ」と立ち上がり…
シャツをまくってお腹を見せ、「俺はデブじゃないぜ」と言わんばかりにアピールしたのであった。
確かにトーレスのお腹を見ると、全く“肥満”という印象はない。実際、彼が非常に大きな選手なのは間違いないが、本人からすればあくまでも“筋肉”ということのようだ。
こうして「デブ疑惑」を一瞬で払拭したトーレスは、ルカクについて、
「彼のプレーは何度も見てきたけど、スペースを与えないように全力を尽くさないとね。彼はとても上手く動く選手だ。ベルギーの攻撃に対抗するためには、多くの秩序と集中が必要になるだろう」
と語っている。
ベルギー対パナマの一戦は、トーレス対ルカクの「ヘビー級対決」にも注目だ。