「ごみ収集車」が詐欺の注意喚起

 後を絶たない振り込め詐欺の被害を防ごうと、茅ケ崎署は茅ケ崎市と協力し、ごみ収集車で注意を呼び掛ける試みを始めた。

 ごみ収集車と放置自転車運搬車の車両スピーカーから、振り込め詐欺や自転車盗の被害に遭わないよう注意喚起する。同署と同市が今月1日に協定を結んだ。

 署によると、今年1~5月の同署管内での振り込め詐欺(未遂含む)の認知件数は48件で、県内ワースト3位。被害総額は約9700万円になっている。

 山口達夫署長は「市内全域を回るごみ収集車で広報し、一件でも被害防止につなげたい」と話している。

振り込め詐欺に遭わないよう注意を呼び掛けるごみ収集車

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