茶道など「日本」体験 藤嶺藤沢中・高を訪問 ベトナム児童ら

 ベトナム・ハノイの小中高の児童生徒ら25人が今月、藤嶺学園藤沢中学・高校(藤沢市西富)を訪れて親睦を深めた。6日から2泊3日の日程で滞在し、茶道や剣道の体験、クラブ活動見学などを通じて日本の文化や学校生活に触れた。

 同校は高校2年生が修学旅行でベトナムを訪れていることもあり、国際交流の一環として初めて訪問団を受け入れた。

 6日の歓迎式典では、訪問団の子どもたちが民族舞踊を披露。ベトナムの歴史や文化、食べ物、自然なども紹介した。中学3年で生徒会長の鈴木智也さん(14)は英語でスピーチし「日本でしかできない体験をして帰ってほしい」などと歓迎した。

 一行は、授業に参加したほか、時宗総本山遊行寺の本堂で読経を体験したり、江の島観光をしたりして日本への理解を深めた。同校の佐野健校長は「アジアの若者同士、互いの国に留学したい、働きたいと夢を持ち、交流が深まるきっかけになれば」と話していた。

藤嶺藤沢にベトナムから訪問団

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