ボッタス、メルセデスF1との契約更新に自信。サマーブレイク前にチームとの協議を開始か

 バルテリ・ボッタスは2019年シーズンも自身がメルセデスF1でレースをすると考えており、近い内に新たな契約に向けての話し合いが進展するだろうと述べている。

 28歳のボッタスは今季、まだ一度も勝利をあげていない。2018年は表彰台の頂点に立てていないとはいえ、ボッタスのパフォーマンスは好調であり、メルセデスの期待にしっかりと応えている。

 ダニエル・リカルドやエステバン・オコンもメルセデスのシートを狙っているものの、これまで3度のグランプリ優勝経験を持つ彼は、こうした噂にも動じることなくチームとの契約が更新されることに自信を持っている。

「まず間違いなく、サマーブレイク前に話し合いを行なうことになる。早い段階で合意に至ることを願っているよ。そうならないわけがない」とボッタスは言う。

「これまで、その件については話をしていないし、レースの週末の間はそういった話をしないんだ。けれども僕はチームとともに常に前進を遂げていて、これからも同じ方向へと歩み続けるだけだ。問題は何もないよ」

 夏の間にスランプに陥った昨年と比較すると、成績の良さを超えた部分でドライビングがより改善されており、さらなる一貫性を発揮しているとボッタスは考えている。

「今シーズン序盤は、パフォーマンスの点で大体目標を達成できている。昨シーズン終盤以降、良いパフォーマンスを発揮し続けられているんだ」

「昨年に何度かあったような、ペースがひどく悪かった週末は一度もない。そういった経験から学べたと感じているし、進化を続けていく必要があるんだ」

 メルセデスのトップであるトト・ウォルフも、ボッタスの自身に対する評価に同意し、以下のように語った。

「バルテリは過去のレースよりも腕を上げており、実に安定している。それはつまり、我々が過去に下した決断が正しかったことを証明しているのだ」

「パフォーマンスレベルが似通ったふたりのドライバーがいて、それぞれが互いに敬意を払い、公平に戦うというのは最高の状況だ」

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