東日本と西日本　大気の状態が不安定に

台風５号は、けさ温帯低気圧に変わり、現在日本の東を北東に進んでいます。北日本には温帯低気圧からの暖かく湿った空気が流れ込むため、激しい雨が降り、大雨となるところがあるでしょう。総雨量が多くなるため、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに注意してください。
一方、西日本と東日本は上空に寒気が流れ込み大気の状態が不安定に。特に気温が上がる東日本では、竜巻などの突風に注意が必要です。関東では午後からところにより雷を伴って激しく降るところもある見込みです。気温は、九州から関東の太平洋側は平年より高く、日本海側は低い所が多いでしょう。東海や関東では30度以上の真夏日となるところもありそうです。湿度が高く蒸し暑くなるので熱中症対策も忘れずに行いましょう。

（気象予報士・印南 晴生）

画像について：12日午前3時の天気図と衛星画像。