フラハティ好投&打線3本塁打でカージナルスが快勝

【パドレス2-5カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

ナ・リーグ中部地区3位のカージナルスは今日から本拠地ブッシュ・スタジアムでパドレスとの3連戦。ブリュワーズとカブスが首位攻防3連戦を戦っている間に少しでも上位との差を詰めておきたいところだが、3連戦の初戦は好投したジャック・フラハティを打線が3本塁打で援護し、5対2で快勝を収めた。フラハティは2回表にコリー・スパンジェンバーグに6号先制ソロを浴びたものの、パドレスに許した得点はこの1点だけ。7回途中まで98球を投げ、被安打3、奪三振6、与四球1、失点1と先発の役割をしっかり果たした。打線は3回裏にホゼ・マルティネスの10号2ランで逆転に成功すると、5回裏にはマーセル・オズーナが7号2ラン。2点差に迫られた直後の8回裏にはジェッド・ジョーコがダメ押しの5号ソロを放ち、勝利を決定付けた。

前回登板のマーリンズ戦では5回6失点(自責点4)で今季2敗目を喫したフラハティ。「前回登板ではボールを狙ったところへ投げることができなかった。今日は自分のボールに自信を持ち、狙ったところへ正確に投げることだけを考えた」との言葉通り、今日の試合では各球種をしっかりコースへ決め、パドレス打線にわずか3安打しか許さなかった。そのフラハティを打線は3本のアーチで援護し、不安視されるリリーフ陣は苦しみながらもリードを死守。最終回はクローザーのバド・ノリスが無失点に抑え、今季13セーブ目を手にした。決して安定感のある戦いではないものの、なんとかカブスとブリュワーズに食らいついているカージナルス。カブスとの2.5ゲーム差、ブリュワーズとの2ゲーム差はまだまだ逆転可能な数字であり、今日のような投打が噛み合った試合を今後も続けていきたいところだろう。

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