相模原市は11日、在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)=同市=で、5月30日から米軍が酸素ボンベの搬入と保管を再開したと発表した。
2015年8月に同補給廠の倉庫が爆発して全焼する火災が発生。倉庫内で保管されていた酸素ボンベが原因と推測されたため、米軍が搬入や保管を停止していた。防衛省南関東防衛局を通じて市に情報提供があり、市は今後、保管場所を訪れ、保管状況を確認するという。
米軍は火災の最終報告で、原因は特定できなかったとした上で「酸素ボンベに欠陥があり、漏れ出した酸素がバルブを振動させ、何らかの拍子に発生した火花が蓄積したちりなどの可燃物に引火したと思われる」との見方を示していた。