【新幹線3人殺傷】被害者をカウンセリング 県が県警と支援

 新横浜-小田原間を走行中の東海道新幹線で男女3人が殺傷された事件を受け、神奈川県の黒岩祐治知事は12日、事件翌日の10日から県警などと連携し、「かながわ犯罪被害者サポートステーション」を通じてカウンセリングなどの被害者支援に当たっていると明らかにした。

 知事は12日の定例会見で、事件について「大きな衝撃を受けている」と言及。「凶行を止めるために命がけで立ち向かった被害者の方の勇敢な行動に心から敬意と哀悼の意を表したい」と述べ、「ご遺族と被害者の方のお気持ちに寄り添い、必要な支援に当たりたい」とした。

 一方、再発防止策について「飛行機のように荷物を完全にチェックする形は現在の輸送量だと簡単ではない。挙動不審だとか変な荷物を持っているといった人を見つけたら連絡するなど、一つ一つやっていくしかないのでは」と述べた。

黒岩祐治知事

© 株式会社神奈川新聞社