マーリンズ・リチャーズが7度目の先発でメジャー初勝利

【ジャイアンツ1-3マーリンズ】@マーリンズ・パーク

ドラフトから漏れ、独立リーグでプレイしていたところをマーリンズに拾われた経験のある苦労人トレバー・リチャーズが、メジャー7度目の先発登板にして嬉しい初勝利を手にした。リチャーズは初回先頭から二人連続で歩かせ、暴投で進塁を許すなど、立ち上がりは制球が不安定だったものの、無死二、三塁のピンチを1点で凌ぎ、その後は復調。6回96球を投げて被安打2、失点1という見事なピッチングでメジャー初勝利をマークした。マーリンズは3回裏に2本のタイムリーで3点をあげて逆転に成功し、7回以降は3人のリリーバーが無失点リレーを展開。ジャイアンツは先発のクリス・ストラットンが7回3失点と試合を作ったものの、打線がわずか3安打では勝ち目などなかった。

メジャー初勝利を目指すリチャーズを援護すべく、マーリンズ打線が機能したのは3回裏だった。先頭のデレク・ディートリックがヒットで出塁すると、ブライアン・アンダーソンが死球を受けて無死一、二塁。頼みのJ.T.リアルミュートこそレフトライナーに倒れたものの、ジャスティン・ボーアが四球を選び、一死満塁とチャンスが広がった。ここでスターリン・カストロがストラットンのカーブをレフトへ弾き返して先制点を叩き出し、さらに続くJTリドルはライトへの2点タイムリー二塁打。次打者ミゲル・ロハスのピッチャーライナーが併殺となり、マーリンズの攻撃は3点どまりとなってしまったが、今日のリチャーズには十分すぎるくらいの援護だった。

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