パドレスがブルペン・デーでカージナルスとの接戦制す

【パドレス4-2カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

パドレスの「ブルペン・デー」がまたしても大成功を収めた。先発ローテーションの一角を担うジョーイ・ルケーシーの戦線離脱による苦肉の策として「ブルペン・デー」を採用しているパドレスだが、日本時間6月13日のカージナルス戦では5回まで相手打線をパーフェクトに封じ、終わってみれば5人の投手で合計9回9奪三振2失点の好投。失点したのは3番手のクレイグ・スタメンだけであり、なかでも先発のマット・ストラームと2番手のアダム・シンバーは各3イニングを無失点に抑える快投を見せた。打線は4回表にエリック・ホズマーの9号ソロなどで3点を先制。カージナルスは先発のマイルズ・マイコラスが6回3失点と粘投したものの、パドレス救援陣の前に打線が機能しなかった。

今や「ブルペン・デー」はパドレスの先発ローテーションにおいて最も安定感のある存在となっている。前回の「ブルペン・デー」ではナ・リーグ東部地区で首位争いを繰り広げているブレーブスを5投手による継投でわずか4安打1得点に封じ、今日の試合でも同じく5投手による継投でカージナルス打線を5安打2得点に封じた。登板した5投手の防御率はストラームが2.55、シンバーが2.60、スタメンが2.30、カービー・イエーツが1.04、ブラッド・ハンドが1.83と極めて優秀で、試合の最初から最後まで防御率1~2点台の投手が投げていると考えると、相手打線にとっては非常に厄介な存在だろう。ルケーシーは戦列復帰に向けて順調にステップを踏んでいるようだが、ルケーシー復帰までの間は引き続き「ブルペン・デー」が先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

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