市長、機構に説明会要請 伊万里松浦病院の松浦移転

 定例松浦市議会は13日、一般質問を続行。伊万里松浦病院(佐賀県伊万里市)の松浦市移転を巡り、友田吉泰市長は運営する独立行政法人地域医療機能推進機構(東京)に、市民に新病院の概要を伝える説明会の開催を要請したと明かした。
 神田稔議員(松浦市民ク)の質問に答えた。
 同病院の移転開設を巡っては、県が1月に病床開設を認可したが、移転計画の審議過程で、市民が新病院について十分な情報を得ていないと指摘されていた。
 友田市長は6日に上京して機構本部を訪れ、尾身茂理事長ら幹部と面会。移転開設に対する市民の期待が大きいと伝えた上で「どのような病院を運営するのか市民に直接、説明してほしい」と求めた。機構側は「地域に根差した病院となるよう取り組みたい」と応じたという。
 市健康ほけん課によると、開催の時期や場所については未定。今後、調整するという。友田市長は「開催に向け、連携を図っていきたい」と答えた。
 新病院「JCHO松浦中央病院」(仮称)は2020年10月に、病床67床で開院予定。診療科は12科を設ける方針で、協議が進められている。

© 株式会社長崎新聞社