セールが4試合ぶりの勝利 Rソックス3連勝で貯金25

【レッドソックス5-1オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

レッドソックスは日本時間6月14日のオリオールズ戦に自身3連敗中のクリス・セールが先発。7回裏に二者連続四球を与え、ストライクゾーンについての不満を口にして退場となる一幕もあったが、6回までオリオールズ打線をわずか2安打に封じる好投で4試合ぶりの勝利となる今季6勝目をマークした。レッドソックスは3回表にムーキー・ベッツの18号ソロで先制し、5回表にはラファエル・ディバースのタイムリーなどで3点を追加。7回表にはJ.D.マルティネスに22号ソロが飛び出した。投打が噛み合った快勝によりレッドソックスはオリオールズ3連戦をスイープ。貯金は今季最多の25となった。

「少し冷静さを欠いてしまった」と退場となったシーンを振り返ったセールだが、6回までのピッチングは見事だった。オリオールズ打線に許したヒットは2本だけで、走者を得点圏に進めたのも二死から二盗を決められた3回裏と、安打と四球で二死一、二塁となった4回裏の2度だけ。球威のある速球と切れ味鋭いスライダーで9三振を奪うなど、持ち味を存分に発揮した。前回登板では8回10奪三振1失点ながら敗戦投手となり、3先発連続で黒星と苦しい時期が続いていたが、「今は自分のリズムやテンポを取り戻すことができている気がする」と復調に手応えを感じている。快進撃を続けるレッドソックスに頼れるエースが戻ってきた。

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