ヘルナンデスの好走塁でドジャースがサヨナラ勝ち

【レンジャーズ2-3xドジャース(延長11回)】@ドジャー・スタジアム

1回裏にジャスティン・ターナー(ドジャース)の2号先制ソロ、3回裏にマット・ケンプ(ドジャース)の本塁突入を巡っての乱闘騒ぎ、故障者リストから復帰した前田健太(ドジャース)が5回2失点の力投、エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ)が国外出身選手による通算最多安打記録更新と様々な出来事が起こった一戦は、エンリケ・ヘルナンデスの好走塁によりドジャースがサヨナラ勝利を収めた。2対2の同点で迎えた延長11回裏、ドジャースは3つの四球で一死満塁のチャンスを作り、オースティン・バーンズの打球は投手ゴロに。しかし、本塁封殺を狙ったマット・ブッシュの送球が逸れ、三塁走者のヘルナンデスが捕手のタッチをかわして右手で本塁に触れ、ドジャースのサヨナラ勝利となった。

プエルトリコ出身のヘルナンデスはサヨナラのホームインとなったシーンを「あれはラテンの動きだよ」と冗談ぽく振り返った。「併殺を防ぐためにスライディングをすることも考えたけど、選手としての僕の仕事は得点を産み出すことだからね」と語ったように、まさに執念で勝ち取った決勝点。「自分でも驚いたけどね」という好走塁でチームをサヨナラ勝利に導いた。また、この試合ではレンジャーズのベテラン三塁手・ベルトレイが通算3090本目の安打を含む3安打を放ち、イチローの通算3089安打を上回って国外出身選手による通算最多安打記録を更新。ベルトレイはメジャー最初の7シーズンを過ごしたドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで、メジャーリーグの歴史に新たな1ページを刻んだ。

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