食べる日が楽しみ 横須賀の児童、笑顔で田植え

 横須賀市立武山小学校(同市太田和)の5年生約80人が14日、校内にある約170平方メートルの水田で田植えをした。

 子どもたちは水田に張られたロープに沿って横一列に整列。手代木清さん(80)ら講師役の「田んぼ名人」の指導の下、真剣な表情でもち米の苗を一本一本丁寧に植えていた。

 佐藤亜美さん(10)は「きちんとできるか心配だったけれど、名人が教えてくれて上手にできた。早くみんなに食べてほしい」と笑顔。手代木さんは「米ができるまでの大変さを知って、食のありがたみを感じてもらえれば」と期待した。

 同小は、市内の小学校で最大規模の水田を持つ。今後、児童は実った稲穂も収穫し、冬に餅をつく。

校内の水田で田植えをする子どもたち=横須賀市立武山小学校

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