ロシアW杯、本日15日の注目選手はこの6人!「優勝候補対決」もあるぞ

ワールドカップは2日目を迎えた。3試合が行われることを考えれば、「本格的なスタート」とも言えるだろう。

今日はエジプトvsウルグアイ、モロッコvsイラン、そして注目のポルトガルvsスペインが開催される予定だ。

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その3試合で注目すべき選手を1チーム1名ずつピックアップした。観戦前に読んでおくべし!

エジプト代表:マフムード・ハッサン“トレゼゲ”

W杯の歴史上最高齢出場記録を更新しようという45歳のGKイサーム・アル・ハダリーがいるエジプト。

さらに今季のプレミアリーグで大活躍を見せたエースストライカー、ムハンマド・サラーだって無視できない。

しかし今回はエジプトの新星アタッカー、今季トルコで大爆発した「トレゼゲ」を推したい。

高いテクニックと得点力を備えた彼は、あの名門アル・アハリで10代にしてブレイクし、エジプトリーグ最高の司令塔と呼ばれた男だ。

ベルギーに渡ってからは苦しんできたが、今季ついに才能が開花。「トレゼゲ」という名に恥じないプレーを見せつけているぞ。

ちなみに、「トレゼゲ」というあだ名は少年時代のコーチに付けられたもの。

ウルグアイ代表:ナイタン・ナンデス

スアレスとカバーニ、“最強”2トップで世界の頂点を狙うウルグアイ代表。

しかし二人がどんなに最強でも、パスが渡らなければお話しにならない。ただでさえ中盤は潰し屋だらけのお国柄のうえ、今回は23人のメンバーからロデイロ、ガストン・ラミレスという左利きの司令塔二人が落選したのである。

ただそれも裏を返せば若手が育っていることの証左だろう。ペニャロール下部組織出身で、U-20代表で主将を務めたナンデスはその筆頭だ。

フアン・マタ似で現在アルゼンチンのボカ・ジュニオルスでプレーする22歳は、物怖じしない性格と豊富な運動量を武器とするセンターハーフで、攻守両面において圧倒的な存在感を発揮する。

彼は今大会、右サイドで起用されることが濃厚だが、2トップを生かすも殺すもナンデス次第なんです、となるかもしれない。

モロッコ代表:ユネス・ベランダ

モロッコといえば、イケメン監督のエルヴェ・ルナールだ!あの伝説の「お姫様抱っこ」をもう一度!

というわけにも行かないので、今回はモロッコの中心的な存在になっているユネス・ベランダをピックアップ。

モンペリエの下部組織で育成され、オリヴィエ・ジルーらとともにリーグアン優勝に貢献。

今季はガラタサライでウェスレイ・スナイデルが付けていた10番を受け継ぎ、レギュラーとして活躍。もちろん長友佑都とはチームメイトだ。

モロッコはスターといえる存在はいないが、アミヌ・ハーリットやムバルク・ブスファ、メフディ・ベナティアら有力な選手がおり、欧州のチームにだって引けを取らない。

イラン代表:アリレザ・ジャハンバフシュ

ちょっとヒネた選択をしようかとも思ったが、やはり今シーズンのイラン人と言えばジャハンバフシュしかないだろう。

オランダリーグのAZアルクマールに所属しており、今季は21ゴールと大爆発。欧州主要リーグでアジア人選手が得点王になるのは、あのマクシム・シャツキフ以来である。

本職はサイドアタッカーであるが、得点能力まで開花。マハダヴィキアと比較されていた男が、アリ・カリミの才能まで手に入れたようだ。

最終的な勝負強さに欠けるところがイランの弱みの一つであったが、今季はギリシャで「アリ・ダエイの後継者」カリム・アンサリファルドもゴールを量産。

マフディ・タレミは中東で実績を重ね、サルダル・アズムンも成長している。イラン代表は今までになく充実した前線を持っているのだ。

ポルトガル代表:ウィリアン・カルヴァーリョ

誰もがクリスティアーノ・ロナウドと言いそうなところではあるが、あえてこの対戦ではウィリアン・カルヴァーリョを挙げたい。

どちらも試合のペースを作っていきたいチーム。その中で重要となるのは間違いなくボランチだ。

ウィリアン・カルヴァーリョは中盤で守備力を発揮しつつ、両サイドにすばやくボールを散らしていくことができる。

相手の守備をスライドさせ、そして逆のスペースを狙う。そのために必要なパスワークを提供するのが彼だ。

試合を支配するのはポルトガルか、それともスペインか。鍵をにぎるのはカルヴァーリョだ。

スペイン代表:セルヒオ・ブスケツ

という意味で、スペインもセルヒオ・ブスケツを選んだ。親善試合を見る限りでは、チアゴ・アルカンタラが出るかもしれないが…。

いや、それより監督が替わってしまったので誰が出るのかすら予想はつかないのだが。

ただ、少なくとも実力だけで言えばブスケツはスペインの中盤を担わせるに十分であるし、彼が持つ経験を考えればこの厳しい状況こそ頼れるはず。とくにアンドレス・イニエスタとはすぐにラインができる。使わない手はない。

ポルトガルも試合のペースを握りに来るはずで、スペインももちろんそれを手放さないだろう。中盤からタクトを振るう選手が重要になるはずだ。ブスケツが活躍すれば、スペインには必ず勝利がもたらされる。

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