中学校道徳教科書を展示 川崎、今夏の採択控え

 2019年度から使われる教科書の展示会が15日、川崎市中原区の市教育会館などで始まった。市内の小・中・高校、特別支援学校で使われている教科書を展示。19年度からは小学校に続き、中学校でも道徳が教科化されることから、検定に合格した8社の教科書も並ぶ。各区で行われ、同会館では7月4日まで。

 採択を控える中学校の「道徳」教科書については8社が発行した1~3年生分各1セットを展示。自由に閲覧できるほか、会場内にはアンケート用紙があり、意見を記して提出することができる。市総合教育センターの担当者は「保護者だけでなく、子どもたちにも訪れてもらい、教科書について考えるきっかけにしてほしい」と話している。

 問い合わせは同センター総務室電話044(844)3600。

 同会館以外の展示会場は次の通り。

 【川崎区】市立東門前小学校(15日~7月4日)、教育文化会館(6月22~27日)

 【幸区】幸市民館(7月20~25日)

 【高津区】市総合教育センター(6月15日~7月4日)

 【多摩区】多摩市民館(7月6~11日)

 【麻生区】麻生市民館(6月29日~7月4日)

中学校の「道徳」教科書も並ぶ会場 =川崎市中原区の市教育会館

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