MotoGP:中上、初日は厳しい総合19番手。FP3では「決勝に向けたセットアップに集中する」

 スペインのバルセロナ・カタルーニャサーキットで行われたMotoGP第7戦カタルーニャGP初日フリー走行を、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は総合19番手で終えた。

 金曜に行われたフリー走行1回目、2回目はともにドライコンディション。中上はフリー走行1回目では1分41秒001をマークして20番手、フリー走行2回目では1分40秒450で17番手につけ、総合ではトップのホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)から約1.5秒差の19番手となった。

 初日のセッションではタイヤの確認を行ったとのことだが、タイムとしては厳しい結果。中上自身も「今日は少し厳しいセッションになってしまいました」と語っている。

「今は決勝用タイヤの絞り込みを模索しているところで、ハードかソフトコンパウンドを選択する方向になりそうです。明日(土曜)の午後の予選では、いいグリッドを獲得するために一発のタイムをねらいますが、午前のフリー走行3回目では決勝に向けたセットアップに集中するつもりです」

 前戦イタリアGPでは序盤の転倒によりノーポイントで終わった中上。今大会で巻き返すためにも、予選で少しでも前のポジションを獲得したいところだ。

Moto2時代に表彰台獲得経験のあるサーキットだけに、上位進出に期待したい

© 株式会社三栄