医療に尽くす決意新た 県看護協会 70周年祝う 諫早

 看護職の資質向上などに取り組む県看護協会の創立70周年・公益社団法人移行5周年を記念する式典が16日、諫早市内で開かれた。関係者約300人が出席し、地域医療や福祉に尽くす決意を新たにした。
 同協会は1947年、日本看護協会県支部として、会員900人で発足。その後、県看護協会に改称し、2013年、公益社団法人に移行した。現在の会員は9813人。
 16日の通常総会で選出された西村伊知恵会長(64)は「先輩方の熱い思いと強い使命感を受け継ぎ、県民の健康を支える役割を誠実に果たしたい」とあいさつ。歴代会長の荒木宣代、氏田美知子、副島都志子の各氏に感謝状が贈られた。
 同協会と県看護連盟の山口ミユキ名誉会長(90)は70年の歩みを振り返り、より専門性の高い看護教育の必要性を力説。「明日に向けて社会に見える、聞こえる看護を提供しよう」と述べた。

 このほかの新役員は次の通り。   (敬称略)
 ▽副会長=久家美智代、坂田千枝子、上田光子▽専務理事=森口洋子

創立70周年記念式典で感謝状を贈られた県看護協会の歴代会長3人=諫早市永昌町、ながさき看護センター

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