クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックの話題に全てをもっていかれた感じはあるが、グループB第1節のポルトガル代表VSスペイン代表の一戦でスペイン代表FWジエゴ・コスタが2得点を挙げたことも忘れてはならない。1人で強引に持ち込んで決めた1点目、味方のクロスに合わせた2点目と、コスタはストライカーらしいプレイでチームに勝ち点をもたらした。
英『The Telegraph』によると、チェルシー時代のチームメイトであるMFセスク・ファブレガスもコスタを称賛している。セスクはコスタがチェルシーで大いに成長したと語り、4年前のブラジル大会と違ってスペイン独特なプレイスタイルにも合わせられる柔軟性を身につけたことを称えている。
「コスタは今大会のビッグプレイヤーになれることを証明したね。彼は得点王にだってチャレンジできるよ。クリスティアーノに話題を取られたのは残念だが、ジエゴもよくやった。前回のW杯は彼にとって難しいものだった。それでもチェルシーでの数年間で彼はファーストタッチとコンビネーションプレイの部分で大いに成長したんだ。以前の彼は足下で受けることをそれほど好まなかったけど、今は改善されている。今はどのスタイルでもプレイする準備ができていると思うよ」
ダビド・ビジャ、フェルナンド・トーレスが去って以降のスペインではストライカー不足が騒がれており、コスタには大きな期待がかかっている。ペペを弾き飛ばして決めた1点目などはスペイン人選手らしからぬもので、スペインが優勝を目指すにはコスタの得点が欠かせない。