14安打10得点と打線爆発 オリオールズ連敗を9でストップ

【マーリンズ4-10オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

現在、泥沼の9連敗と長いトンネルを抜け出せずにいるオリオールズはマーリンズ3連戦の3戦目を迎えた。この日は「ファザーズ・ディ」として水色の物をまとった選手達が躍動し、チームは序盤からタイムリーが飛び出すなど打線が機能してついに連敗をストップさせた。

この日のオリオールズの先発は4勝を挙げているディラン・バンディ。大事な初回の投球はいきなり先頭のデレク・ディートリックを四球で歩かせるも後続をなんとか抑えて無失点。対するマーリンズ先発、トレーバー・リチャーズはオリオールズ打線を3者凡退に仕留めて両先発とも上々の立ち上がりをみせた。

試合が動いたのは2回のオリオールズの攻撃。先頭のマーク・トランボがヒットで出塁するとチャンスを広げて1死一・三塁のッ場面をつくる。そしてジェイス・ピーダーソンがフルカウントから2点タイムリーを放って先制するとその後もトレイ・マンシーニやアダム・ジョーンズらも続いて2回から4イニング連続で2得点ずつを記録し序盤5回で2桁10安打8得点と大量リードとなった。

一方のマーリンズはリチャーズが4回途中6失点で降板するも打線は4回にジャスティン・ボーアが11号ソロを放って1点を返すと6回にもボーアが2打席連続となる一発を打ち合計4点を返した。この勢いで逆転といきたかったが、2番手のメランディ・ゴンザレスがさらに2点を失い、そのまま最終回へ。最後はザック・ブリットンから得点できないまま試合終了となった。

オリオールズは長かった連敗の日々と別れ、日本時間6月7日のメッツ戦以来の勝ち星を手にした。敗れたマーリンズはボーアが2安打4打点と活躍するも投手陣が崩れてスイープとはならなかった。

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