スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは6月18日、タイ・ブリーラムのチャン・インターナショナル・サーキットで6月30〜7月1日に開催する第4戦のエントリーリストを発表した。ワイルドカード参戦を含め38台がエントリーしている。
2016〜17年はシリーズ終盤の1戦として開催されてきたタイラウンド。2018年は2015年シーズンと同様、開催時期を6月に移して、シリーズ唯一の海外ラウンドとして争われる。
スーパーGT500クラスは全15台がエントリー。ドライバー面では第3戦鈴鹿をABBフォーミュラE選手権に出場するため欠場していたフェリックス・ローゼンクヴィストも、大嶋和也のパートナーとしてLEXUS TEAM LEMANS WAKO’Sに復帰している。
またKeePer TOM’S LC500、MOTUL AUTECH GT-R、RAYBRIG NSX-GTの3台についてはウエイトハンデが50kgを超えているため、燃料流量リストリクターでの性能調整を受ける。
このタイラウンドでは、2017年はKeePer TOM’S LC500がポール・トゥ・ウィン。2016年はWedsSport ADVAN RC Fが優勝するなど、過去2年はレクサス陣営が得意としているサーキット。ヨコハマタイヤも速さをみせることが多く、WedsSport ADVAN LC500のほか、MOTUL MUGEN NSX-GT、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rも速さを発揮しそうだ。
スーパーGT300クラスはこれまでの3戦より6台少ない23台がエントリー。このうち1台はワイルドカード参戦する地元チームだ。
ワイルドカードで今回エントリーしたest cola by AAS Motorsportは、2014年に初めてタイで開催されたスーパーGTでスポット参戦し、ポルシェ911 GT3 Rでポールポジションを獲得した経験をもつチームで、今季もタイ・スーパーシリーズで活躍する現地のトップチームだ。
タイで広く飲まれている『エス・コーラ』のスポンサーロゴをつけたベントレー・コンチネンタルGT3は、ポルシェカレラカップ・チャイナ等で活躍するフランス人ドライバーのマキシム・ジョゼとタイ人ドライバーのカンタディー・クシリがドライブする。タイヤは14年の参戦時同様、ミシュランを履く。タイヤの状況によっては、14年の再現も期待できるはずだ。
またドライバー面ではマネパ ランボルギーニ GT3の第2ドライバーが、レギュラードライバーのマルコ・マペッリからランボルギーニのワークスドライバーであるアンドレア・カルダレッリに変更されている。
■2018スーパーGT第4戦タイ GT500クラスエントリーリスト
No. Team Car Driver Tire WH
1
LEXUS TEAM KeePer TOM’S
KeePer TOM’S LC500
平川亮
N.キャシディ
BS
52kg※
3
NDDP RACING with B-MAX
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
本山哲
千代勝正
MI
18kg
6
LEXUS TEAM LEMANS WAKO’S
WAKO’S 4CR LC500
大嶋和也
F.ローゼンクヴィスト
BS
28kg
8
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
ARTA NSX-GT
野尻智紀
伊沢拓也
BS
48kg
12
TEAM IMPUL
カルソニック IMPUL GT-R
佐々木大樹
J.マーデンボロー
BS
26kg
16
TEAM MUGEN
MOTUL MUGEN NSX-GT
武藤英紀
中嶋大祐
YH
2kg
17
KEIHIN REAL RACING
KEIHIN NSX-GT
塚越広大
小暮卓史
BS
42kg
19
LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
WedsSport ADVAN LC500
国本雄資
山下健太
YH
4kg
23
NISMO
MOTUL AUTECH GT-R
松田次生
R.クインタレッリ
MI
62kg※
24
KONDO RACING
フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R
J-P・デ・オリベイラ
高星明誠
YH
14kg
36
LEXUS TEAM au TOM’S
au TOM’S LC500
中嶋一貴
関口雄飛
BS
28kg
38
LEXUS TEAM ZENT CERUMO
ZENT CERUMO LC500
立川祐路
石浦宏明
BS
36kg
39
LEXUS TEAM SARD
DENSO KOBELCO SARD LC500
H.コバライネン
小林可夢偉
BS
30kg
64
Epson Nakajima Racing
Epson Modulo NSX-GT
B.バゲット
松浦孝亮
DL
2kg
100
TEAM KUNIMITSU
RAYBRIG NSX-GT
山本尚貴
J.バトン
BS
64kg※
※SpR第23条2.に則り、50kgを超えたハンディ重量の場合、燃料流量リストリクター径の調整91.8kg/hを併用したハンディが課されるため、上記の値から17kgを差引いた分が実ウェイトにて積載される。
■2018スーパーGT第4戦タイ GT300クラスエントリーリスト
No. Team Car Driver Tire WH
0
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
グッドスマイル 初音ミク AMG
谷口信輝
片岡龍也
YH
24kg
2
Cars Tokai Dream28
シンティアム・アップル・ロータス
高橋一穂
加藤寛規
YH
0kg
7
D’station Racing
D’station Porsche
藤井誠暢
S.ミューラー
YH
40kg
9
PACIFIC with GULF RACING
GULF NAC PORSCHE 911
久保凜太郎
石川京侍
YH
0kg
10
GAINER
GAINER TANAX triple a GT-R
星野一樹
吉田広樹
YH
2kg
11
GAINER
GAINER TANAX GT-R
平中克幸
安田裕信
DL
34kg
18
TEAM UPGARAGE
UPGARAGE 86 MC
中山友貴
小林崇志
YH
50kg
21
Audi Team Hitotsuyama
Hitotsuyama Audi R8 LMS
R.ライアン
富田竜一郎
DL
2kg
25
つちやエンジニアリング
HOPPY 86 MC
松井孝允
坪井翔
YH
52kg
30
apr
TOYOTA PRIUS apr GT
永井宏明
佐々木孝太
YH
0kg
31
apr
TOYOTA PRIUS apr GT
嵯峨宏紀
平手晃平
YH
34kg
32
est cola by AAS Motorsport
est cola by AAS Motorsport
M.ジョゼ
K.クシリ
MI
0kg
34
Modulo Drago CORSE
Modulo KENWOOD NSX GT3
道上龍
大津弘樹
YH
6kg
35
arto-Panther Team Thailand
arto RC F GT3
N.ジャルーンスルカワッタナ
N.ホートンカム
YH
0kg
50
Arnage Racing
EXE AMG GT3
加納政樹
安岡秀徒
YH
2kg
52
埼玉トヨペット Green Brave
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
番場琢
脇阪薫一
YH
0kg
55
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
ARTA BMW M6 GT3
高木真一
S.ウォーキンショー
BS
52kg
60
LM corsa
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
吉本大樹
宮田莉朋
YH
20kg
61
R&D SPORT
SUBARU BRZ R&D SPORT
井口卓人
山内英輝
DL
22kg
65
K2 R&D LEON RACING
LEON CVSTOS AMG
黒澤治樹
蒲生尚弥
BS
40kg
87
JLOC
リーガルフロンティア ランボルギーニ GT3
佐藤公哉
元嶋佑弥
YH
0kg
88
JLOC
マネパ ランボルギーニ GT3
平峰一貴
A.カルダレッリ
YH
30kg
96
K-tunes Racing LM corsa
K-tunes RC F GT3
新田守男
中山雄一
BS
42kg